田舎の子供の教育は?都会と比べて分かったこと

その他

writer : アキ

 

田舎で子供を育てているお母さん、お父さん。

 

もしくはそれを考えているお母さん、お父さん。

 

私は40代になって初めて田舎暮らしを決意して移住。

 

実際に10年間、3人の子育てをしてきて思う事。

 

田舎には無いものはたくさんあります。

 

でも都会にはないすばらしいものもたくさんあります。

 

このひとりの母ちゃんのストーリーを読めば、田舎のすばらしさがきっと伝わるはず。

 

田舎での子育ての素晴らしさを知ってくださいね!

 

 

 

田舎の子供の教育は?都会に比べて不利なの?

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田舎で子育てしている、あるいは田舎での子育てを考えている親御さんの大きな心配事の一つに、田舎の学校教育は都会に比べて格差があるかどうか、という事があると思います。

 

でも全く心配はありませんよ。

 

田舎だからといって都会に劣る事はありませんので安心して下さい。

 

私自身東京で育ち、結婚して横浜で暮らし、そして現在神奈川県のとある田舎に移住して、実際に3人の子ども達を育ててみて分かったこと。

 

田舎だからといって、都会に比べて格差は別段ないという事です。

 

むしろ田舎の学校は都会と同じ教育が受けられると同時に、田舎だからこそ学べる事もたくさんあります。

 

プラスアルファがたくさんある田舎での子育て。

 

どうぞ心配せずに安心して子育てして下さい!

 

 

 

 

私が住むこの田舎は、人口約1900人の小さな街。

 

0歳から14歳までの子どもの人口は、人口全体の10%ほどしかありません。

 

小学校の児童数は60名弱、そして中学校の生徒数は50名弱。

 

もちろん高校はありません。

 

最寄の駅まで車で30分。

 

街には信号がなく、山に囲まれたとても静かなところ。

 

夜になると「ナイトサファリか?」っていう位野生動物が山から降りてきます。

 

鹿、イノシシ、タヌキ、サル、リスなどなど、たくさんの動物たちがいます。

 

 

 

私がここに移住してきたのは子ども達が4歳、2歳、そして末っ子を妊娠中の時でした。

 

ずっと憧れていた田舎暮らしをついに実現させたのです。

 

引っ越してきた翌日。

 

朝起きたら、まだカーテンもついていない窓から朝日に照らされた山が輝き

 

夜寝る時には月の光が暗い部屋に差し込む。

 

始めて見た感動の数々は、今でも私の日常生活を素晴らしいものにしてくれています。

 

 

 

小さかった子ども達がやがて成長し、上の子が初めて小学校に上がった時の衝撃は今でも覚えています。

 

1学年に1クラス。

 

教室は少人数でスッカスカ。

 

「まるで村の分校やん」

 

それが率直な感想でした。

 

でもまるで小説の「24の瞳」のような学校生活は本当に子ども達にとって手厚く、心強いものでした。

 

 

 

今我が家の子ども達は高1、中2、小6。

 

ここまで大きくなり思う事。

 

それは、田舎の学校には都会との格差を感じるどころか、心温まる経験の方が圧倒的に多かったという事なんです。

 

田舎ならではの良さがたくさんあったからなのですね。

 

それでは実際の田舎の学校がどんなものであるのか見てみましょう。

 

 

 

 

田舎に教育格差はない!

 

田舎だからといって都会に比べて教育格差があるのでしょうか?

 

それはありませんので、どうぞ安心して下さい。

 

公立校と私立校を比べたらそりゃあ格差は出てきますが、公立校に限っていえば、田舎と都会に格差はありません。

 

同じ教科書を使うので。

 

もっと言えば、私には長女と同い年の甥っ子がスイスにいるのですが、彼の日本語学校の教科書と娘の教科書は同じもの。

 

日本の公立の教育って、国を超えても共通しているのですね。

 

だから、あなたが私立校にこだわらなければ田舎でも都会と同じ教育が受けられる訳です。

 

 

また、田舎の学校だからといって授業がおろそかとか、先生が足りないとかいう事も心配には及びません。

 

むしろ少人数のクラスなので生徒はゆっくりと静かな環境の中で勉強できるので、勉強する環境としては実は最高なのです。

 

10人前後のクラスに担任ひとり。

 

中学には副担任もいます。

 

 

差があるとしたらですね、田舎の学校に慣れた息子がいざ高校受験となった時に、大きな学校に抵抗を感じてしまった事です。

 

それはどんな事だったのか?

 

とある高校に見学に行った時のこと。

 

授業中にもかかわらず多くの生徒の雑談がひどかったんです。

 

静かな環境での勉強に慣れていたので彼はこのうるさい授業風景にとても抵抗があり、その学校を志望校にしていたのにもかかわらず、変更せざるを得なかった事です。

 

思わぬところで田舎の学校に慣れていることが影響するという事を実感したものです。

 

 

 

でも、そもそも教育の格差って一体何なのでしょうか?

 

教育の格差って、田舎と都会の差ではなくて、教育を施す側の学校や教師の質に左右されるものではないでしょうか。

 

ですので、田舎だから劣った教育、遅れた教育しか受けられないのかとかいう事は全くなく、そのような不安を持つ必要は一切ありません。

 

田舎の学校にも素晴らしい先生方はたくさんいましたし、もし万が一そんな先生に会えなかったとしてもそれはただのアンラッキー。

 

「田舎だから会えなかった」訳ではないのです。

 

 

我が家の子ども達は幸運にも暖かい先生方に恵まれました。

 

特に中2の長女が現在不登校中なのですが、先生方の対応は本当に素晴らしいものでした。

 

それでは田舎の教育って、都会の教育に比べて不利なところは全くないのでしょうか?

 

 

 

 

田舎の教育の不利な点てあるの?

 

田舎と都会の教育に格差はないのですが、不利な点があるとしたらひとつ感じる事があります。

 

それは田舎には学習塾が少ないという事です。

 

もしあなたのお子さんがハイレベルの中学、高校、大学に進みたければ、塾に通うために遠くの塾に行かなければならないという事です。

 

田舎にはまず、徒歩圏内には学習塾はなかなかありません。

 

車での送迎はマストです。

 

我が家の息子は片道20分のところにありましたが、それでも近い方でした。

 

おじいさん先生1人に生徒が3人。

 

進学塾に行かせたかったら大きな街に出る必要があります。

 

都会の子どものように気軽に行ける距離にはないので、小学生の頃から塾に通う子どもは少なく、こういう理由から学力の差は、都会の子どもに比べて出てくるかなと思うところはあります。

 

 

でもそこは考えようなんです。

 

子どもが与えられた環境の中で、今、どの位幸せを感じながら生きているか。

 

楽しんでいるか。

 

自分らしく生きられているか。

 

家族や地域の人と一緒に、安心して守られて生きられているか。

 

ここも大事なポイント。

 

 

もちろん中には進学校を希望し、親子でがんばって塾に通い、都会の進学校に通う子どももいます。

 

一方我が家の息子は家が大好き。

 

田舎の学校で育ったので、騒がしいところが苦手なんです。

 

山に囲まれた静かな家の中の、アニメに囲まれた自分の部屋でスマホをいじる時が最高なんです。

 

「俺は一生ここにいたい」と言います。

 

 

私は「一度は世界に出なさい。いろんな所を見てから最終的にここを選ぶのはいいけど、一度も下界に出ずに、死ぬまでここにいるってのは芸がないよ」と言うのですが、そもそも「幸せ」って自分が決める事。

 

だから、本人が望めば都会の進学校に行くのもいいし、田舎に引っ込んでゆっくり暮らすのもいい。

 

都会の学校で育ち、偏差値中心で進路を考えていた自分にとって、田舎での暮らしは本当の幸せって何?って事を、いつも突き付けられます。

 

 

 

 

田舎は高校がない!

 

田舎の高校問題。

 

それはやはり避けては通れません。

 

田舎には高校がないんですね。

 

なので、高校生になると通学がとても大変になってきます。

 

なぜ大変かというと、公共の交通機関が乏しいからです。

 

私の住む街は、駅までのバスが一日10本しかありません。

 

高校の場所にもよりますが、ちょうどいい時間にバスがないのでとても大変なんです。

 

たとえばコロナの関係で高校の授業が午前と午後に分かれて行われた時期に、午後の授業に出るためには、朝8時のバスに乗らないといけない時がありました。

 

なぜならば8時の次のバスは12時しかないからです。

 

8時のバスに乗って駅まで行き、駅周辺で3時間ほど時間をつぶしてから学校に向かう。

 

これはかなりこたえます。

 

息子は自転車通学なのですが、雨の日はバスと電車で行きます。

 

行きはいいけれど、帰りは乗り継ぎが悪く、片道3時間もかかるという事もあるのです。

 

とにかくバスの本数が少ないのが超絶不便。

 

なのでバスの時間に自分を合わせるよりも、ガッツがある子は手っ取り早く自転車で通ってしまいます。

 

我が家の息子は山を二つほど超えての自転車通学。

 

片道1時間かかります。

 

上から下まで汗びっしょりになるので、毎日制服を洗う程なんです。

 

自転車で通わない家庭の子どもは、親が毎日送迎をしているのでとても大変です。

 

ここはやはり、田舎特有の大変さと言えるでしょう。

 

 

 

不便さも素晴らしさも併せ持つ、そんな田舎暮らし。

 

それでは日々の生活の中で、どんなメリットデメリットを感じてきたのか、お伝えしていきますね。

 

 

 

 

田舎の子供のメリットは?

 

田舎での子育てのメリットは数えきれない程ありますが、特に厳選してその中のいくつかを紹介してみましょう。

 

移住して子育てに後悔なし!

 

ありがたいことは、この田舎に移住してきて後悔が一つもない事です。

 

満足しているの一語に尽きます。

 

そりゃ不便さはあります。

 

でも、それを超えるような素晴らしい点がたくさんあるのですね。

 

人と人のつながりの濃さがあるという事なんです。

 

子ども達は幼稚園から中学3年になるまでひとつのクラスで育ちます。

 

毎日10人前後のクラスメートと過ごす訳です。

 

もちろん時にはけんかもあります。

 

でも兄弟姉妹のようにずっと一緒に暮らしてきた仲間の絆って、とても強いんです。

 

お互いにお互いの性格を知り尽くしています。

 

息子の中学の卒業式は本当に感慨深いものがありました。

 

これまでずっと一緒に過ごしてきたきょうだい達と、明日からは離れ離れになるという寂しさ。

 

でもこれから先いろいろと大変な事があっても、地元には気心知れた仲間がいるという安心感。

 

そんな家族のような仲間たちを子ども達に与えてあげられたのは、本当によかったことでした。

 

 

 

また、地域の人同士の助け合いが強いことも素晴らしいことのひとつです。

 

昨年の大型台風の時には、街を流れる川が氾濫しそうになり、みなで小学校に避難しました。

 

2日間の停電と5日間の断水。

 

土砂崩れもありました。

 

でも近所の人同士で本当によく助け合いました。

 

電気も水道も止まっているならとお隣さんとバーベキューをしたり、一緒にお風呂屋さんに行ったり。

 

断水で困っている我が家に、息子の同級生のおじいちゃんが井戸水を分けて下さったり。

 

不便な街だからこその人とのつながりは、不便さを時には乗り越えるほどの心強さがあります。

 

 

 

 

子供を田舎で育てる!自然の宝庫

 

自然の中で育つという事のすばらしさ。

 

これはもう、都会には代えがたい。

 

これをしたくて都会から移り住んだのですから。

 

私のように40代になってやっと田舎に移ってきた人間と比べて、この大自然の中で生まれ育った子ども達の体の中には、圧倒的な大自然のDNAが骨の髄までしみ込んでいます。

 

赤ちゃんの頃から自然の移ろいと共に生き、やがて小学生・中学生になり、毎日毎日山を見渡す学び舎にて、窓から流れるような風を受けて仲間と勉強をしてきた子ども達。

 

ここの自然は子ども達にとり「ホームスイートホーム」なのです。

 

無くてはならない、命の源なんですね。

 

 

春になれば新緑がわらい、キラキラ輝きます。

 

夏になれば慣れ親しんだ川で遊びます。

 

そしてお盆になると、この街の自慢である無形文化財に指定されている獅子舞が現れます。

 

子ども達は山車を引っ張り、そこで小遣い稼ぎ。

 

女子は初めてお化粧をして、男子は足袋にねじり鉢巻き。

 

大人たちは朝から酒を飲みながら子ども達と山車を引っ張るのです。

 

お囃子のリズムは子ども達の体内に組み込まれています。

 

秋になればダムを見下ろす山々が赤く燃えます。

 

そして冬。

 

神奈川県で箱根の次に寒いここは豪雪地帯。

 

下界の雪がとっくに溶けても、この街はいつまでも輝く銀世界。

 

雪が降ると地域の人達が出てきて、あっという間に真っ先に通学路だけはきれいに除雪されます。

 

こんな世界に生きているので、子ども達は本当にここの自然を愛しているのですね。

 

だから多くの子ども達が、大人になってもここに住みたいと言うのです。

 

 

少人数のクラスで手厚いケア

 

クラスの人数が少ないので、先生から手厚いケアを受けられます。

 

勉強もゆっくりと見てもらえます。

 

また、学校の先生方が子ども達一人一人の情報を詳しくシェアしているんですね。

 

子ども達が小学校から中学校に上がる時は、小中の先生方がしっかりと引き継ぎをしているので、それぞれの子どもの性格や家庭事情などがきちんと学校側に把握されているんです。

 

我が家には3人子ども達がいるので、そのきょうだい間の情報なども学校側で把握してもらえていたので、何かとスムーズでした。

 

学校の先生達は全ての子ども達の名前と顔を覚えているのはもちろんの事、保護者の事もしっかり把握しています。

 

 

 

また、私の中2の長女が現在不登校中なのですが、先生方の連係プレーは実にお見事としかいいようがありませんでした。

 

いつでも相談に乗ってくれましたし、現在娘に何が起きているのかを、校長先生をはじめとする担任以外のたくさんの先生方も把握してくれていました。

 

娘は学校が嫌いだけど、アニメの話になると目がキラキラして話が止まらないのです。

 

そんな事を知った先生方がそれぞれ娘が好きなアニメを読んでキャラクターやストーリーを勉強し、さりげなくアニメの話で娘に話しかけてくれるのです。

 

また、教室にずっといれない娘のために廊下に椅子を用意してくれたり。

 

そこの椅子に座っている娘に、何気なくたくさんの先生方が声をかけにきてくれたり。

 

娘が男性の先生が苦手と分かれば、若い女性の先生にピッチャー交代をして電話をかけてきてくれたり。

 

その電話すら拒絶するようになった娘に、心を込めて手紙を書いてくれたり。

 

はたまた、その手紙の内容が娘のために逆効果にならないために、内容をチェックしてくださいと言ってきたり。

 

とにかく先生方の連係プレーと心遣いは素晴らしいし、心あたたまるものでした。

 

少人数の学校だからこその対応。

 

本当にありがたいです。

 

 

地域とのつながり

 

学校の授業を通し、地域の人達とのつながりを作っています。

 

近所の方の畑をお借りして、一年を通して農業体験をしたり

 

近所の老人施設の老人と触れ合ったり

 

地域の保育園に行き、子ども達と遊んだり。

 

自治会活動も年間を通してたくさんあるので、そこに親子で参加して地元の人達とのふれあいを深めます。

 

どんど焼き、ビーチバレーボール大会、バーベキュー大会、盆踊り、お祭り、運動会などなど。

 

このような行事の中で地域の人同士が仲良くなり、普段から顔が見える関係づくりをするのです。

 

通学では子ども達に危険がないように、近所の方々がさりげなく目を配ってくれています。

 

こうして子ども達は、地域の大人たちに守られているのです。

 

それでは逆にデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

 

 

田舎の子供のデメリットは?

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一方、実際に田舎で子育てをしてきて気づいた、ここで育つ事のデメリットって実はあるんですね。

思いもよらない事でした。

 

都会の子供の性格と田舎の子供の性格

 

都会の子供って、常に知らない人がまわりにいるって当たり前じゃないですか。

 

それが普通じゃないですか。

 

だから、知らない人達の中に入っていく事に対して別段抵抗がないし、新しい人間関係も作っていけます。

 

でも田舎の人間はそうはいかないんですね。

 

田舎の子供って、何をするにも少人数なので、それに慣れすぎているんです。

 

知らない人がいるっていう事がないんです。

 

ですので、人がたくさんいる所が苦手な子が多いんですよね。

 

 

我が家の3人の子ども達がまさにそう。

 

買い物で人混みに行くと、すぐに疲れてしまいます。

 

性格も引っ込み思案になってしまうんですよね。

 

小さな頃から馴染みのある人間としか付き合った事がないので、新しい人達に出会う事に慣れていないのです。

 

ですので、自分から人間関係を作っていくのが苦手な子どもが多いんです。

 

特に子ども達が高校に進学する時には2つのパターンに分かれます。

 

新しい環境にすぐに慣れて、大きな学校で羽ばたいていくのか。

 

それとも尻込みしてしまい、友達を自分から作れずに苦労をするのか。

 

この街に住む子ども達を観察してみると、高校に入り新しい環境にすぐに慣れる子どもって、小さなうちから外の世界で習い事などを通して、下界の人達と接してきた子ども達。

 

この街以外の人間に触れてきた子ども達です。

 

でもあまり外に出て行かなかった子ども達って、自分から人間関係を作っていくことが苦手。

 

我が家の息子はこの後者。

 

高1になり、友達作りになかなか苦労しています。

 

 

いじめがあった場合の逃げ場の少なさ

 

田舎の学校にもいじめはあります。残念ながら。

 

そんな時、逃げ場が少ないのは知っておいて下さい。

 

都会の学校ならクラス替えがあるので人間関係を変えていけますが、田舎はそうはいかないんです。

 

田舎で実際にいじめや人間関係のもつれで学校に来れなくなった子ども達はだいたい1学年に1人はいます。

 

そんな子ども達は外のフリースクールに行ったり、私立校に通ったり、自宅にこもったり。

 

現に、我が家の不登校中の中2の娘は自宅にこもっています。

 

高校に進学し、新しい人間関係を作る時が、復活していくチャンスになってきます。

 

 

逃れられないPTAや自治会役員の仕事

 

人数が少ないので、PTAや自治会役員の仕事がすぐにまわってきます。

 

都会の学校だったら、うまくいけば一度も役員をすることなく終われます。

 

でも田舎の学校はそういう訳にはいきません。

 

私は特に子どもが3人いるので、たくさんの役割がまわってきました。

 

 

PTA本部役員が4回。

 

学年委員や広報委員などの役割が5回。

 

子供の通学を見守る地区委員が3回。

 

自治会の中の育成会の役員が4回。

 

 

これは田舎に住む宿命だと思って受け入れるしかありません。

 

でも地域の人達と仲良くなるチャンスだと思っていれば、案外楽しめるものです。

 

田舎での子育てのストレス

 

公園がない

 

ここに移住してきてはじめて知った意外な事実。

 

それは、都会のような公園が無いっていうことでした。

 

いわゆるシーソーやブランコがあるような小さな公園。

 

引っ越してきた当初、誰も友達がいないので子ども達を外で遊ばせようとしても、公園が全然ないんですよ。

 

都会って家から歩いてすぐに公園ってあるじゃないですか。

 

でも田舎は逆にないのです。

 

こんなに自然がありながらもどこで遊ばせたらいいか分からない。

 

ようやく探し出した公園は、車で20分もかかる所にありました。

 

で、後から知った事。

 

こちらの家庭は庭が広いので、公園は特に必要はなく、庭で遊ばせるという事でした。

 

カルチャーショックでしたね。

 

友達の家が遠い

 

小学校に上がると友達も増えてきます。

 

すると放課後家に遊びに行きたがるんですね。

 

でもまだ低学年のうちは危ないので、自力で自転車で友達の家に行かすことはできませんでした。

 

なので友達の家に行くにも車の送迎が必要。

 

これが意外に私にとりストレスでした。

 

でも高学年にもなると遠くの友達の家にも自力で行けるようになるので、このストレスは次第に消えていきます。

 

 

 

このように、メリットやデメリットを感じながら田舎で暮らしてきた訳ですが、でも最終的には私はこの田舎暮らしが最高に好きだし、大満足しています。

 

何よりも、生きていくことに対する価値観ががらっと変わり、生きやすくなってきたのを感じています。

 

だから最後に、この10年間の田舎生活で自分自身がどのように変えられてきたのか、という事をお伝えしていきたいと思います。

 

 

 

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田舎で生きるということ

 

もしも私が10年前に田舎に移住する事を選ばずに、そのまま横浜で子育てをしていたらどのように生きていただろう。

 

もし中2の娘が横浜のどこかの中学で登校拒否をし、毎日引きこもっていたとしたら、私は一体何を思っていたのだろう。

 

そんな事をよく考えます。

 

勉強はどうするんだとか、偏差値はどうするんだとか、高校受験はどうするんだろうかとか、相当ピリピリ神経が張りつめていたのだろうな、と思います。

 

家の中に閉じこもって空も見上げずに、風にもあたらずに、娘も私もきっと息が詰まっていたんだろうなって思います。

 

 

 

田舎でこうして山に囲まれながら生活している今。

 

全く心配ないといったら噓ですが、娘に関してはそれほど心配していないんです。

 

何とかなるさ、という気持ちなんですね。

 

なぜなんでしょう?

 

私にそんな心境にさせてくれたものって一体なんだと思いますか?

 

 

やっぱりそれって自然の力なんですよね。

 

 

 

 

私が最初にこの地に引っ越してきた年。

 

初めての庭にはしゃいで、ホームセンターからたくさん花の苗や種を買い込み、庭に植えました。

 

その年。初めての冬。

 

あまりの寒さにめげそうになりました。

 

ここは神奈川県でも屈指の豪雪地帯。

 

気温はマイナスになります。

 

私がはしゃいで植えた花は全部死に、凍てつく大地に飲み込まれてしまいました。

 

でもその翌年の春。

 

死んだと思ったその根っこから、また芽が出てきたのです。

 

冷たい土の中でもただひたすらに生き続け、また咲くこの草花の力に本当に感動しました。

 

名もない花だけど、極寒の中で生き延びて、そしてしっかりと根付いて生きているのです。

 

 

 

これなんです。

 

 

人間も同じなんです。

 

 

極寒に耐えなければならない時もあります。

 

でもいつか必ず芽を吹き返すんですね。

 

 

娘も同じなんです。

 

娘には本来彼女が持つ芽があり、その芽が再び出る時には、きっとものすごい生命力でのびていくに違いないって思っています。

 

そんな時が必ず来るって思っています。

 

だって人間も自然の一部なんですから。

 

 

 

そんな事を、この田舎の自然が教えてくれたんですね。

 

私が学生の頃って、偏差値とか、どの学校に行くのかとか、どの会社に就職するのか、というのがとても大事でした。

 

有名校や大企業に所属することが大事だって思ってきました。

 

でも田舎で暮らすようになってだんだん変えられていったんですね。

 

人間の幸せって何だろう、って。

 

家族がいて、ごはんを食べれて、太陽の下で山の風を感じれて、ビールを飲んで、寝る。

 

そして月のあかりが寝顔を照らしている。

 

幸せって案外こういう事なのかなって思います。

 

 

そして自分の子ども達は一体何が好きなのか、何をしている時が一番幸せなのか、そしてこれから何がしたいのか。

 

そこが一番大事。

 

だから今の私には学校にも、仕事にもこだわりはあまりありません。

 

その子がその子らしく生きていければそれで充分だと思えるようになったんです。

 

軸にあるのは必ず、その子自身なんです。

 

だから娘が不登校だったとしても、そんなに心配ではないんです。

 

冬の凍てつく大地の中でも生き延びる草花のように、きっとこの子もいつかまた芽が出るって思います。

 

 

 

生きている事が、太陽や月に照らされている事が、こんなにも幸せって思える田舎暮らし。

 

これからも子ども達と日々を紡いでいきます。

 

 

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まとめ

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田舎の暮らし。

 

「なんにも無い」って言ったら、本当に不便に感じます。

 

でも「すべてがそろっている」と意識したら、足りないものはないんです。

 

そんな大自然の中での人間らしい暮らし。

 

ちょっと見直してみてはいかがですか?

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