writer : アキ
あんなに愛し合っていた夫婦がバラバラの危機にあるあなた。
その原因はあなたにあると言われたらどうしますか?
一度自分自身のことを見つめてみて下さい。
答えは意外と、あなたの中にあるかもよ。
夫婦円満になりたい?
夫婦円満になりたいですか?
夫婦円満の秘訣をお伝えしましょう。
あなたが自分のやりたい事を見つけて、思いきりやる事。
その一言に尽きます。
夫と私は、中学生の時の同級生です。
3年間同じクラスで過ごした仲間でした。
卒業してから全く会わなかったのですが、20代後半になり、運命的に再会しました。
それがきっかけで、うっかり結婚するまでに至りました。
私は20代の頃、何人かの男性とお付き合いしていました。
それはそれで楽しかったのですが、その人たちに共通するものがひとつありました。
私の事よりも自分の夢を優先する事でした。
その、強烈な生き様に魅かれたのですが、時間がたつと疲れてくる訳です。
で、結局長続きしませんでした。
しばらく彼がいない時期が続き、20代後半になり、孤独絶頂期だったころ、中学の同級生だった夫に、ばったり再会したのです。
彼には強烈な生き様というものはこれといってありませんでしたが、とにかく心が落ち着く人でした。
何よりも、私の事を大事に考えてくれました。
孤独を持て余していた私にとって、地獄に仏のような存在でした。
孤独感がなくなりました。
自分の存在をはじめて肯定できました。
大好きで大好きで結婚し、やがて子どもができ
二人の間にはもちろん秘密はゼロ。
幼稚園のママ友と話している時、ママ友が旦那さんの悪口を言っているのを聞いても、私には夫の嫌いなところは、見当たりませんでした。
時々、こんな夢を見ました。
夢の中で私は別の人と結婚しており、ぎょっとして慌てて目を覚まして、隣に寝ている夫の顔を見て、(あ~、良かった、夢で・・・)と胸をなでおろしたものです。
その10年後の今。
背のすらっと高い、若くてイケメンの男子に、後ろからぎゅっと抱きしめられ、心臓がドキっとときめいて、目が覚めます。
となりで寝ている小太りのおやじに気が付き、(あ~、夢から覚めたくなかった・・・)と、残念感でいっぱい。
あんなに秘密がない程会話があったのに、夫の残業続きでやがて会話をすることもなく、だんだん会話をすること自体がめんどくさくなっていきました。
秘密が一つ、二つできはじめ、もはや今は、いったい秘密が何個あるのかさえ分からなくなっています。
一時期は本当に存在さえ嫌で、夫の車が真夜中に帰ってくる音がすると、急いで布団に潜り込んだものです。
「あんた、やっと普通になったんだよ。」
ママ友にはそう言われました。
一方、夫は職場のおばちゃんたちとの会話を話してくれました。
「職場の女の人たちがさあ、旦那さんには秘密ばっかりだって言うんだけど、世の中ってそうなんだね。うちは秘密とかないのにね」
というので、
(ケッ、うちも同じだよ・・・)
と心の中で思ったものです。
何が原因でここまで至ったのか。
それは、「会話不足」でした。
会話さえ普通にできていれば、ここまでになる事はなかった。
でも、毎晩午前様の旦那との会話は、冗談抜きで、「おはよう」の一語だけ。
これが長年続けば、そんな風にもなりますよね。
私は3人の乳幼児をひとりで抱え、鬼の形相で夫の帰りを待ち、毒を吐く。
なんでこんな人と結婚したんだろう?
なんで家族がこんなに一緒にいれないんだろう?
何度も何度も転職を勧めました。
でも、結局はそうしなかった。
私の中で不満が飽和状態になり、会話がなくなりました。
夫の顔を見れば悪態をつき、背を向ける。
夫は仕事で疲れた体を持て余し、
「穏やかに過ごしたい。望むのは、ただそれだけ」と、よくつぶやいていました。
それがやがて子ども達に手がかからなくなり、私もやりたい事をみつけて没頭するようになってはじめて、我が家に平和が戻ってきました。
亭主元気で留守がいい。
誰がこのすごい言葉、作ったの?
全力でこの言葉通りに生きています。
その時その時の会話を、もっともっとできればいいのでしょうが、前のようにはまだ戻れない。
でも、あーだこーだ言っても、やっぱり居心地がいいんです。
夫は空気のような存在なんですが、私の事を知り尽くしていて、たとえ秘密が山ほどあったとしても、自分を理解してくれている。
それを知っているので、居心地がいいんです。
結婚してから、二人で一緒に過ごすはずだったたくさんの時間が、結局はすれ違っていき、それぞれの持ち場でその時間が流れていった訳ですが、それはそれでよかったのです。
私は自分の居場所を作り上げていき、自分のやりたい事を見つけ、一緒にやりたい仲間を見つけ、今、最高に人生を楽しんでいます。
夫婦にも笑顔が戻ってきました。
会話が増えてきました。
なんの事はない、夫婦円満でなかった秘訣は、私自身にあったのです。
私が人生に満足していなかった、その事が原因だったのですね。
今は自分の人生に満足していて、夫も私に干渉しすぎる事もなく、私も同じ。
そんな関係が居心地がいいのです。
夫婦円満とは干渉しないこと?
夫婦円満の秘訣は、お互いに干渉しすぎない事です。
夫婦が長続きするためには、コアとなる共通認識が必要です。
これだけは一緒に守り抜くぞ、という。
我が家の場合は、当然ですがそれは、
「子ども達を守る。子ども達の幸せを一番に考える」
これです。
これさえシェアできていれば、あとの世界は自分のものです。
お互いに干渉しすぎない。
自分らしく、自分がやりたい事を、精一杯やる。
子ども達に自分の背中を見せる。
もう、これだけです。
私は、夫が何をしているのか、何を考えているのか、よく分かりません。
夫も、私が何をしているのか、何を考えているのか、分かっていないでしょう。
でもいいんです。
それくらいがちょうどいい。
外出するときも、帰る時間と行先だけ伝えて、あとは元気に「行ってきま~す!」
「行ってらっしゃい!気を付けてね!」
外に一歩出たら、もう自分の世界。
さあ、今日もいっちょう、やったるで!
お互いにそんな感じです。
でも、それはそれで寂しすぎない?って声が聞こえてきます。
そういう関係って、寂しいのでしょうか?
いいえ、尊重し合うってことです。
お互いを尊重し合う
お互いを干渉しすぎないことの前提にあるのは、お互いを尊重し合う、という事です。
これを大事にしていれば、会話は減っても、心はつながったままです。
あなたは旦那様を好きになったとき、どんなところが好きになったのですか?
それを思い出して下さい。
今は本当に旦那様の欠点ばかりしか見えなくなったとしても、旦那様の素敵なところを思い出して下さい。
あなたは、そんな旦那様だからこそ、愛して、結婚したはずです。
私の夫はまず、自分という存在を全力で大事にしてくれました。
突発的行動に出る私が面白いと言ってくれました。
こんな自分でいいのだと、教えてくれました。
それから世の中の間違ったことを嫌い、子どもたちが悲しい思いをする社会を嫌い、新聞やニュースの情報を斜めに見られる、そんなところがすごいなと思いました。
子どもたちをこよなく愛し、家族を愛する。
それが私の夫であり、そんなところが私の好きなところです。
だから、そのほかにイラつく事が山ほどあっても、
夫の腹が出ようが、髪が薄くなろうが、
会話があろうがなかろうが、
ま、いっか、
なんです。
どんなに自分が遠くへ出かけても、自分の帰るところはただ一つ。
ここ、なんですね。
まとめ
夫婦円満の秘訣は
●自分のやりたい事をやって、満足感を得る。
●夫婦で干渉しすぎない。
●お互いを尊重し合う。
私の夢は、50代と60代、思いっきり羽ばたいて
70代は庭のデッキチェアーで、夫と昼からビールを飲むこと。
それまでに、母ちゃん、いっちょうやったるで!
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