writer : アキ
子供が可愛く思えないママって、たくさんいると思います。
でもこれは、一時の感情。
自然な感情です。
それだけ子育てって大変だって事です。
だから、落ち込む事はありません。
みんなそうですから!
子供が可愛くないからいらない?
子育てが大変すぎて、子供が可愛くないと思ってしまう。
そういう事、ありませんか?
それは決して子供が憎いからではありません。
あなたがおかしい訳でもありません。
そのころのお母さんなら、自然な感情です。
そんな感情を持ってしまうのは、あなたの今の状況のせいです。
あなたが今、本当に大変で余裕がない時期にいるっていうだけの事なんです。
だから、あんまり自分を責めないでください。
子供が可愛く思えなくて、いらないと思った事?
もちろん、ありますよ!
毎日思っていました。
というか、自分が家出をしたいと、毎日毎日思っていました。
私には3人の子どもたちがいます。
夫は残業で毎晩午前様。
完全にワンオペ育児でした。
子どもが4歳、2歳、0歳の時が、一番辛かったです。
毎日、毎日、子どもに怒鳴っていました。
全然育児が楽しくない。
辛すぎて。
たまに夫が休みでいると、子ども達は夫のところに行きます。
いいんですが、毎日お世話をしてるのは、こっちだろうが!と思いますよね。
私と一緒にいる時には見せない、飛び切りの笑顔を、夫には見せている。
夫といる時は本当に楽しそう。
きっと、私なんかより、父親の方が好きなんだろうな。
なんだか、やるせない気持ちでした。
ある一枚の写真が、如実に物語っています。
子ども達がとても小さかった頃、写真館で写真をとってもらった、ある一枚。
長男と長女が、夫の体によじ登って笑っている。
私にはそんな顔も見せてくれたことはないし、そんなに抱きつかれたこともない。
何ともいいようのない、ジェラシーを感じました。
私といえば、毎日毎日が辛すぎて、大変すぎて、楽しいと思ったことなんてありませんでした。
笑うこともありませんでした。
でも、時々笑うこともあったんですよ。
それは、どんな時かって?
夫が家にいる時です。
私以外の大人が、一緒にいる時です。
こんな時だけ、私は子どもの事が可愛いと思えたのです。
笑顔でいられたんです。
だからね、子どもが可愛く思えないのは、自分に余裕がないからなのですよ。
子どもは、当たり前にかわいいです。
愛しいです。
それを狂わすほどに、余裕がなくなるんです。
特に、2歳児の母親って、超絶余裕がなくなるんですよね。
2歳の子供が可愛くない?
最も辛かったのが、長男4歳、長女2歳、次女0歳の頃でした。
2歳の長女が可愛くなくて仕方がなかったのです。
0歳の赤ちゃんはもちろんのこと、長男もまだまだ手がかかる。
2歳の娘からしたら、まだまだ母親に甘えたいのに、私が赤ちゃんの世話ばかりしているので、さぞかし寂しかったと思います。
そんなやるせない気持ちも持っていたと思います。
そして、ちょうど重なった2歳児特有のイヤイヤ期。
何をしても、朝から晩まで、びーびー、びーびー、泣いていました。
本当にちょっとの事で泣き叫ぶんです。
もう、本当に可愛くなくて、仕方がありませんでした。
どんどん、どんどん、娘の事が嫌いになるんです。
娘を触るのさえ、抱っこするのさえ、嫌だった時がありました。
可愛く思えない。
むしろ憎らしい。
ひどすぎますよね。
寝顔はこんなにかわいいのに。
いつも、寝顔にキスをして、ほっぺとほっぺをすりすりして、謝っていました。
こんなにかわいいのに、どうして愛してあげられないんだろう。
本当に悲しかったです。
こんな親に産まれてきて、かわいそうだったね、って思いました。
本当に、どうしたらいいか分かりませんでした。
自分はおかしいのだろうか?
いえ、おかしくなんかありません。
だって、自分の子供が可愛くない訳がないじゃないですか。
当たり前に可愛いですよ、そりゃ。
自分だって、優しいママになりたい。
優しく子供に接したい。
子供と笑いながら、楽しく暮らしたい。
でも、どうしてもできないんですよね。
子供が可愛く思えない状況、それは、自分に余裕がないってことです。
だったら、どうしたらいいのでしょう?
ストレスを減らすためにできることは?
子供が可愛くないと思うほどストレスを持つあなたが、そのストレスを減らすためにできること。
それは、あなたが孤立しない事です。
誰か一人でもいいから、共感しあえる人を見つけて下さい。
私は、この大変な時期、どうにかこうにか乗り越えられたのは、同じように苦労しているママ友がいたからです。
夫に期待は、はなからしていませんでした。
だって、もう、早く帰宅するのは無理なんですから。
幼稚園のママ友と少しの時間でもお茶を飲んだりしながら、育児の大変さを語る時が、一番楽しかったです。
自分と同じように、発狂しながら子どもと格闘しているママがいると思うと、自分だけではないと思えました。
ひとりではない。
力が湧いてきます。
ママ友に愚痴ったからといって、劇的にその辛さが変わる訳ではありませんよ。
家に帰ればまた戦争だし。
でも、ストレスは軽減されます。
どこかのママ友の家で、子供と一緒にお邪魔して、遊んでくる。
そのたった1時間でも気分転換になります。
あ~、楽しかったね、って、明るく帰宅できます。
とにかく大事なのは、一人でその黒い感情をためないこと。
そして、子供が可愛く思えないのは、自然だよ、って事です。
あなたが悪いわけではない。
あなたは十分がんばっています。
だから、そういう大変な時期にいるんだって、ただそれだけなんだって、思っていて下さい。
すぐにその大変さは抜けますから。
まとめ
子供を可愛がれない時期があってもいいのです。
それはほんの一瞬。
子供が少し大きくなって、落ち着いてきたら、一緒におしゃべりしたり、おでかけしたりして、楽しい時間をシェアできるようになります。
あの時のブラックな自分のことなんて、忘れてしまいます。
だから、今だけ、がんばって!
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