writer : アキ
子育てって悩む事がたくさんありますよね。
あなたはどうやってその悩みを解消していますか?
私は、一人で悩むママ達が、笑顔を取り戻す姿をたくさん見てきました。
笑顔を取り戻したママ達って、強いですよ。
明るく子育てをしていきます。
私もその一人です。
あなたにもそうなってほしいです。
ここで秘訣を教えます!
子育ての悩み相談はどうしてる?
あなたはひとりぼっちで子育てに苦しんでいませんか?
悩み疲れて、ママをやめたいって思って、泣いていませんか?
でも、大丈夫。
ひとりで泣いているのは、あなただけではありません。
その悩み、ぐんと楽になる方法を知っています。
その悩みを吐き出す場所をみつければいいのです。
子育ての悩みが出てきた時に、真っ先に悩むのが、一体どこで相談すればよいのかな?って事。
地域の子育て支援センター?
子育てサロン?
児童相談所?
インターネットで検索?
それ、全て正解だと思います。
まず一歩踏み出したその事が、本当に大事な事だと思います。
一人で悩んでいたら、全く前に進まないです。
だから誰かに助けを求めたその行動に、全力で拍手です。
直接の答えが返ってこなかったとしても、誰かに苦しみを吐いただけでも、気持ちはぐんと楽になるはずですから。
一人で悶々と考えていたらですね。
ハゲます。
私がそうでした。
一人育児の中の行き場のない怒り、苦しみ、ストレス。
それをみんな上手にひとりで飲み込んで、その結果、3つの円形脱毛症の出来上がり。
そうなりたくないですよね。
まだ、ハゲたくないですよね。
だから、あなたが助けを求めて、どこに相談しようかと探し出そうとしているその姿勢を、15年前の私に教えてあげたいです。
まずその第一歩が大事。
そこで行動することが大切です。
勇気を出して初めて行った、その相談先が自分に合っていれば大正解!
もし万が一合っていなくても、大正解!
なぜなら、では次にどんなところに行けばいいのか、方向性が分かってくるはずなので。
そうやって、自分に一番合う相談場所を見つけたらいいと思います。
それが例えば、子どもの育児に直接的なアドバイスをくれるところでなくてもいいのではないでしょうか?
例えばママ自身のためにセラピストやコーチングに頼ったり。
ママの考え方を少しでも前向きに変えてくれる何かがあったら、日々への取り組み方のヒントになると思います。
だから、何かに助けを求めること、本当に大事だと思います。
子育ての悩みって、小さな子どもを育てているママ達だけではありません。
子どもが大きくなればなるほど、その時その時に悩みは出てきます。
小さな子どものようにお世話が必要ではなくなったとしても、小学生は小学生で、いろいろと悩みは尽きないものなんですよ。
子育ての悩み小学生編
子ども達が小学校にあがったら、子育ての悩みも一息つくのかしらん?
と思っているママ達も多いと思います。
小学生になると、つきっきりでお世話をすることもなくなってくるので、そういう意味ではだいぶ楽になってくると思います。
でも小学生は小学生で、この年ごろ特有の悩みも出てくるのですよね。
宿題をしない。
勉強が苦手。
忘れ物が多い。
友達ができない。
いじめられている。
私の子どもたちもそうでした。
低学年のころは、忘れ物がたくさんあったり、朝もきちんとひとりで起きられない。
うちの子、何か問題があるのかしら?って。
4,5年生くらいになってくると、自我が強くなってくるので、お友達同士のあたりがきつくなってきます。
相手にこれを言ったら傷つくだろうな、と配慮するよりも、自分の思っていることを優先してしまう年ごろなんでしょうかね?
相手にきつく当たったり、いじったり。
うちの子もこの年頃で、さんざん泣いてきました。
学校でいじられて、でもそれを笑ってやりすごして、家で毎日号泣。
それが6年生や中学生になってくると、急に変わってきます。
こう言うと相手はどう思うか、どう伝えたら相手を助けてあげられるか、そういった想像力がついてくるのが、そのあたりなのかなって思います。
小学生のころ、うちの二人の子ども達は、プチ登校拒否を度々繰り返していました。
人間関係に疲れて、楽しかった幼稚園に戻りたいって愚痴っていました。
そんな時には、
「いいよ。2,3日休んでみる?
おいしいものでも食べに行く?」
と言って、気分転換に外に連れて行きました。
幼稚園時代のママ友との集まりに連れて行ったりもしました。
すると、ママ達が、
「あ~、あんた、今日学校休んだの!?
でもまだ、かわいいもんだ。
うちの〇〇なんて、3学期一度も学校行ってない」
なんてお互いに傷をなめ合いながら、ガハガハ笑っていました。
子どもも大人も、みんな同じような事でつまずいているのを知って、安心するんですよね。
お互いにお互いのボロをあえて出し合う。
「あなたも?」
「そう、わたしも!」
どれほど気持ちが楽になることでしょう。
苦しみは一人で抱えない。
本当に大事です。
ひとりで抱えないで!
子育てに悩んでいるママ達に必要なものは、その苦しみを吐き出す場所です。
その場所さえあれば、元気を取り戻せます。
私は、幼稚園のママ友と、あるボランティア活動をしています。
春休みと夏休みに、福島の親子を招待して、ここ、神奈川県で保養キャンプを開催しているのです。
3.11に東日本大震災が起き、福島では原子力発電所が爆発しました。
そして放射能が大量に放出されました。
福島県の放射線量は、場所にもその量の違いはありますが、そこに住み続けるにはとても危険な場所が、今でもたくさんあります。
私は神奈川県に住んでいますが、それでも当時、子ども達が6歳、4歳、2歳でしたので、放射能の影響が出ないか、本当に心配になりました。
でも福島県は神奈川県と比べものにならないくらい、線量が高かったのです。
爆発直後、私はテレビのニュースで、福島に住む、あるお母さんのことを知りました。
このお母さんには小学生の娘がいました。
そしてそのお母さんは、自分の娘が放射能のせいで病気にならないか、心配で心配で仕方がないと言っていました。
私はこのお母さんのことがずっと胸にひっかかっていました。
このお母さんの娘を、我が家で預かろうかなと思って、テレビ局に問い合わせて話してみました。
すると、そういった申し出が全国からたくさん来ているというのです。
その時私は、子どもたちだけでも福島県外から出したいと願っている親と、それを受け入れたいと思っている人たちがいることを知りました。
ならば私も、受け入れる側をやってみようと考え、幼稚園のママ達に声をかけてみると、10人仲間が集まり、私達はこの活動を開始したのです。
2012年の3月。
初めてのキャンプを行いました。
大型バスをチャーターして、こちらで5泊6日のキャンプを行うというものです。
対象は福島県在住の小学生とその家族です。
彼らを招き、神奈川県の大自然の中で遊ばせるのです。
定員は45名です。
この活動が現在に至るまで続いています。
その中で、たくさんの福島のママ達と話してきた中で分かってきたこと。
それは、それぞれのママ達は、不安を心の中に秘めながら子育てしているって事です。
福島では今、放射能に対する心配を口に出したらいけない空気があるというのです。
放射能が心配だというと、
「まだそんなこと心配してるの?」
「国は大丈夫って言ってるじゃない」
と、冷たい視線で見られるというのです。
ですので、どんなに子ども達の体が心配でも、その不安にフタをして生きているのです。
放射能のことを気にしている人を
「隠れ キニシタン」
と言うそうです。
福島のママ達はこう言います。
ただでさえ子育てで悩むのに
私達は、放射能の悩みまで抱えなくてはならなくなった、と。
福島であなたを産んでごめんなさい。
福島から出られなくてごめんなさい。
いつも寝顔に謝っていると。
そして、そんな不安を口に出すと、相手に嫌がられることがあるので、ママ達は軽はずみに不安を口にしないそうです。
唯一、そんなママ達の苦しみのはけ口となっているのが、私達の保養キャンプなのです。
ここには、放射能の事が心配でたまらないママ達が集まってくるので、安心して自分たちの心の中をさらけ出せるのです。
参加者の中には、全国各地で行われている保養キャンプに度々参加したことのあるママ達もいますが、初めて参加するママ達もいます。
そんな初めて参加のママ達は、きまって顔をこわばらせて、到着したバスから降りてきます。
子ども達を連れて、知らない人たちの中で生活をする。
どうなるんだろう、と。
でもそんなママ達は、相部屋で同じ部屋になったママ達と夜な夜な話し込み、不安を吐き出し、日に日に笑顔になっていくのです。
子ども達の事が心配で、放射能を恐れて暮らしているのは、自分だけじゃない。
原発事故から何年もたつけれど、まだ苦しみは終わっていないんだと。
それを分かってくれる仲間がいるんだと。
2年前の夏。
誰よりも表情が硬いママが、福島から到着したバスから降りてきました。
小学生の娘も不安そうです。
このママ、とても人見知りでした。
保養キャンプにも初めて参加したといいます。
彼女はなかなか人と打ち明ける事ができずに、ひとりぽっちでした。
でもこちらからも少しづつ話しかけ、彼女も少しづつ他のママ達と話し始めました。
少しづつ少しづつ、笑顔を取り戻してきました。
みんなで一緒にごはんを作ったり、皿を洗ったり、子ども達を遊ばせている間に、だんだん自分の事も話すようになりました。
そして最終日。
福島に帰る日。
迎えに来たバスに乗り込む時、だれよりも表情が硬かった彼女が、誰よりも激しく泣いていました。
今まで一人でがんばってきたんだな。
一人で苦しみを抱えてきたんだな。
キャンプを終えて福島に帰っていくママ達。
現実に戻っていきます。
でもキャンプにきたおかげで、少しの間でも前向きになれる。
ママ達はそう言います。
なぜって、仲間ができたから。
こうしたママ達が今、福島各地でつながっています。
精神的に支え合いながら、がんばって生きています。
苦しみを吐き出す場所があるって、本当に大事なんだと思います。
まとめ
あなたが子育てで悩んだら、それをひとりでため込まないで、誰かに吐き出してみて下さい。
どこかに必ず、あなたの悩みを聞いてくれる人がいます。
あなたの悩みが解決しなかったとしても、苦しい気持ちを吐き出して、聞いてもらえるだけで、全然違います。
だから一人で抱えないで!
まずは自分が良いと思った場所に行って、話をしてみて下さい。
何かが変わり始めますから!
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