「どうしてうちの子が不登校に…?これから、この子はどうなるの?」
子どもが不登校になってしまったとき、親として思うことは、この子の将来への不安…。
これが中学生なら、進路にもかかわるから、気持ちばかりが焦ってしまいます。
実は、我が家の1番上の娘が、中学生のころ、不登校でした。
進路…本当に悩みました。
そこで、今回は我が家のように、お子さんが、不登校になってしまって、進路に悩んでいる人へ
不登校の子の進路について、うちの子が不登校になったときに私が、調べてきて、知ったことを中心に、書いていこうと思います。
もちろん、その子その子で対応は変わってきますが、1つの参考にしてもらえたらと思います。
目次
中学で不登校進路はどうなる?
最も気になる進路のことからお話します。
不登校の中学生の親が抱える将来への心配
不登校の中学生…本当に、将来が心配になると思います。
この状態で高校も行けず、かといって働くなんて不登校の状態じゃ無理です。
本当に、どうなるのか…。
考えない日はありませんでした。
不登校の子のことを書いてある、本やネットなどの情報、いろんなことを調べました。
おかげで、知識だけは増えましたが…
とはいえ、正直、親がヤキモキしても、子どもが動く気にならないと、どうしようもないのが、実際のとこでして…。
だからこそ、本当に将来が心配で…周りの子の頑張っている姿を見ては、比べても仕方ないと思いつつも、落ち込んだりしていました。
不登校の内申点と高校受験の関係は?
不登校の子が、進路を考えたときに、気になるのが内申点です。
そもそも内申点とは何か…各教科の成績を1~5であらわした数字の合計点です。
通知表の数字が、だいたいの目安です。
期末試験などのテストの点数と、課題などの提出物、そして授業態度を総合しての点数になります。
この内申点と、生徒の出席日数や生徒自身のことを書いた内申書(調査書)を、担任の先生が生徒の受験する高校に提出します。
その、内申書と当日の入試の結果で、高校の合否が決まる感じですね。
不登校の子だと、どうしても、内申点は低くなってしまいます。
中には、テストだけは頑張って受けて、なんとか内申点を取っている子もいますけどね。
うちの子は、テストも受けていないので、内申点はおそらくないに等しかったと思います。
通知表はいつも、『判定できません』でしたしね。
公立の高校を受験する場合、内申点や出席日数を審査の対象する高校が多いそうなので、受験できる高校は限られてしまうと先生に言われました。
対して、私立高校や公立でも定時制高校など、この内申点や出席日数を重視しないところもあるので、そういう学校を選ぶと、合格する可能性があると言われました。
まぁ、レベルの高い私立高校とかは、やっぱり内申点とかは、重視される可能性が高いので、
選べる高校は、限られてしまうかなと思います。
不登校枠の高校受験がある?
公立高校でも長期欠席者(審議されるのは3年生の時の出欠です)の場合、欠席の理由とかにもよりますが、それに配慮された制度があります。
入学願書と内申書のほかに
『長期欠席者等にかかる選抜申請書』と志望の動機などを記入する自己申告書を、受験する高校に提出します。
(私立高校の場合は学校によるので要調査です)
推薦入試ではなく、一般入試で試験を受けることになります。
ただ、正直この場合、普通に受ける子より倍率も高いし、内申点の内容が合否に加算されないので、入試の際に、かなりの点数を取らないといけないので、ちょっと大変かもしれないです。
もちろん、中学で不登校でも、自分なりに勉強をして学力を保っていた子なら行けるかもしれないので、本人が希望するのであれば不登校枠での受験も視野に入れて、進んでほしいです。
中学の不登校は通信教育がいい?
不登校の子の学力面が気になって自宅で勉強をさせようと思っても、なかなかうまくいかないものです。
そういう子の進学には通信制の高校がという選択肢が出てくると思います。
なので、ここでは、通信制高校について書いていきますね。
不登校で自宅学習も難しい中学生は多い
よっぽど本人が、勉強が好きか、やる気がある子じゃない限り、不登校の子に自宅学習をさせるのは、かなり難しいです。
それをやる気にさせるのが親の役目かもしれないですが…。
うちの子も、やる気にさせようと、いろいろ試しました。
ネットでいろいろ検索して、不登校の子向けの家庭教師に通信教育に…
でもどれも効果はなく、不登校になってからは、机に向かうことすらなかったです。
不登校になったばかりのころは私も知識が少なく、勉強をしなきゃ進路の選択肢なんてないと思っていたので、なんとか受験できるように…と必死でした。
学校は行けないけど勉強が好きでやる気はあるなら、勉強をするように環境を整えてあげるサポートをすればその子なりに頑張ってくれますけどね。
うちの子は、そうじゃなかったですからね…。
でも、調べていくうちに通信制高校と言う選択肢があることを知って、無理に勉強をさせるのはいったん辞めました。
不登校の中学生向けの通信制高校とは?
一口に通信制高校と言っても、いろいろなタイプがあります。
通う子もいろんな背景のある子がいます。
不登校の子だけじゃなく、金銭面や家庭の事情などで働きながら高校卒業資格が欲しいという子もいますしね。
高校卒業資格の条件には『学年制』と『単位制』と2つあります。
全日制や定時制が学年制で、これは1学年のうちに取るべき単位が決まっていて、それが出来なければ留年となります。
通信制高校は、『単位制』。
こちらは、就学中に必要な単位を取ればOKで、1年生からやり直し!と言うことはないです。
単位を取得するためにレポート(課題)の提出と、必ず出なければいけない授業数があるので、それは確実に行かなければいけないのですが、普段は週に1回だったり、月に1回だったり…
学校や、同じ学校でも、選ぶコースで変わってきますが、毎日は通わなくても良い形になっています。
通信制高校にも公立と私立とあって、公立は登校日が決められていたり、ある程度自分で計画して学習をしていかないといけないので、ちょっと大変な部分がありますが、公立ですから、費用はほとんどかかりません。
私立は登校日は融通が効くところが多く、個別指導を取り入れていたり、不登校の子が少しでも立ち直れるようにカウンセラーが常駐していて、生徒の心のケアをしっかりしてくれるようなそういう学校もあります。
ただ、私立なので、少々…いや、まぁまぁお金がかかります。
どっちがいいかはその子の状態や、おうちの経済面によるのですが、不登校の子であまり自分で勉強をするタイプじゃない場合は私立の方がおススメではあります。
そうそう!
単位を取るための授業は、スクーリングと言ってだいたい年に1~3回くらい、4~5日で集中して行われます。
学校によって合宿で行われたり、指定された会場に通う形だったりします。
学校ごとに特色があって、普通の学習以外に資格を取るためのコースや大学受験を視野に入れたコースがあったりします。
見学や体験授業をやっているところが多いので、いろんな学校を見て、できたら子どもと一緒に進学先を選べると良いかなって思います。
不登校の自宅学習にはインターネット学習が向いている?
不登校でも勉強はしたい!って言う子もいるはずです。
じゃあ、そういう子はどうしてあげたら良いか…。
正直、自宅で1人で勉強をさせるのって、なかなか難しいです。
小学校の低学年の子ならまだしも、中学生にもなると親も勉強を教えるのって難しいんですよね。
少なくともうちは、無理です。
そこで考えるのが、塾に行くか家庭教師か、通信教育か…。
これもその子のタイプによります。
外に出ていける子なら塾でも家庭教師でも良いんですが、悩むのが、そうじゃない子です。
人と関わるのも苦手な子が少なくないので、家庭教師でも難しいことがあります。
そういう子には、インターネットを使ったタイプの通信教育が良いかなと思います。
タブレットとかで学習するタイプのものも増えてきていますしね。
動画を使って授業を見たり、わからないこととかはメールで先生とやり取りができたり、ビデオ通話で画面越しに先生から指導が受けられるものとかもあります。
教材が届いて問題を解いて提出して~みたいな学習は、正直、不登校じゃない子でも続かないです。
よっぽどやる気のある子には良いかもしれないですが…。
でもインターネット学習なら、自分の好きな時間にタブレットを開けばさっと勉強ができて、わからないところは子どものやる気が落ちる前に解決できるので、集中して勉強に取り組めます。
ゲーム感覚で学習を進めていくものもあるので、そういうのが好きな子には、合っているかもしれないですね。
インターネットの通信教育もいろいろあるので、子どもの実力やタイプに合わせて選んであげると良いかと思います。
中学の不登校その後は?
不登校の中学生の子がいる人が気になるのは、実際に進路はどうなっていくのか…ですよね。
うちの子のことを、ちょっとお話してみようかなと思います。
不登校から立ち直るきっかけを探して…
うちの長女は、小学校の高学年に入ってから登校渋りがあり、なんとか学校に行っているという状態でしたが、中学に入ってから休む日数が増え、1年生の秋ごろから学校にほとんど行かなくなりました。
担任の先生や、学校の同級生が家に来てくれたりもしましたが、ダメでした。
途中、別室登校をしたりはしましたが、それも続かなく、勉強なんて全くでした。
完全に学校に行かなくなってからはなんとか勉強だけでもさせようとしましたが、状況は悪くなる一方だったので、ちょっと考えを変えて勉強からすこし離れることにしました。
最初は家にこもってばかりでしたが、買い物に連れ出したり、なるべく外に出るようにしました。
学校にも、夕方みんなが下校をした後に、毎日ではないですが必要なプリントを受け取りに行ったり、先生と話をしたりするようにしていきました。
ありがたいのは、行った日は遅刻ではあるものの、出席扱いにしてくれたことです。
そのおかげか、進路を考えるころには通信制高校の見学や説明会に一緒に行ける状態になってくれました。
いくつか見学し、そして学校の先生と相談して、今の通信制高校に無事に進学をしました。
完全に不登校だった状態から立ち直るには何かしら、きっかけがあれば…とは思っていますが、
正直まだ探している状態です。
子どもが不登校時の親の後悔とは
子どもが不登校になると、自分の今までの育児を振り返ったりして
「あの時こうしたから、不登校になってしまったのか」
「こういう風にしてあげていたら、何の問題もなく学校に行っていたかもしれない」
とか、後悔をしてしまうのではないでしょうか。
私もそうでしたし、通信制高校に行っている今でも後悔は出てきます。
不登校になりかけたときもっと寄り添ってあげていれば…とか
小さい頃に叱りすぎたのがいけなかったのか…とか
後悔は尽きません。
後悔しても仕方ない!
なのでこれから!
そう思う反面、落ち込んでしまうんです。
不登校の子を抱える親御さんは、
同じ気持ちの人、多いんじゃないかな…。
まとめ
不登校でいる子どもを見ていると、完全に歩みが止まってしまっているように見えますよね。
でも、実際は子どもなりにもがいて考えて、普通に学校に行けている子に比べると、牛歩…いやカメ並みのスピードかもしれないですが、それでも進んではいます。
心配だけど、できるサポートはしつつ、子どもの、ゆっくりな成長を見守っていきましょう。
私もまだ、気持ちが落ち着かないことがあるので偉そうには言えないですけどね…。
私も、日々親修行、精進せねば!
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