writer : アキ
自分が望んで子どもを作ったのに、いざ子育てをしてみると、辛くて仕方がない。
子どもはこんなにかわいいけれど、自分の時間は全然ないし、逃げ出したいよ。
辛すぎて笑えないママへ、ひとつ提案します。
少しだけでも、自分のための時間を作りませんか?
楽になりますよ!
子育てストレスの発散方法は?
子育てストレスの発散方法は、わずかでもいいから、自分のためだけの時間を作ることです。
子どもの為に自分を犠牲にしすぎないようにしましょう。
子どものために全てを投げ出してしまうから、頑張りすぎて辛いのです。
乳幼児を育てていると、自分の時間が全くなくて本当に辛いですよね。
私も3人の子ども達が乳幼児だった時、ストレスがMax。
夫はいつもいないし、辛すぎて、毎日家出を企てていました。
同じ目に夫にもあわせてやろうと思っていました。
円形脱毛症が3つもできていました。
頭はぼさぼさ、シミにしわ。
自分の顔をゆっくり鏡で見るひまもありませんでした。
真ん中が魔の二歳児だったころ、毎日ギャン泣き。
夫に「愛情不足じゃない?」と言われた日には、怒りで震えるほどでした。
お前がいつもいないからだろ、って。
こんなに1秒たりとも自分の時間がなくなる位、子どもの為を思って動いているのにうまくいかない。
子育てが楽にならない。
頑張っちゃうんですよね。ママって。
ママは子どものためには、いつでも全力投球なんです。
でもだからこそ、辛くなるんですよね。
どこかに必ず逃げ道があるのに、完璧な母親業をしようと思うので、できない自分に腹が立ち、イライラしてしまうのです。
まわりのママ達がすごく見えて、落ち込みます。
自分だけ停滞しているような気分。
かつての私がそうでした。
子どもを産んだばかりの自分が、一足飛びに完璧なことができるはずはないのに、周りと比べて、「できない自分」が許せないのです。
もっとゆるゆると、少しづつママになっていけばいいのにね。
焦っていたのですよね。
私の上の子どもが2歳の時、お世話になっていた助産院を卒業していったママ達グループから、「ゴスペルを歌おう」と誘われた事がありました。
この助産院が何十周年かのお祝いを迎えるので、この助産院を卒業したママ達で、ゴスペルの歌をプレゼントしよう、という計画だったのです。
私は毎日鬱々とした子育ての毎日を過ごしていたので、気分転換だ!と思って、
二つ返事で参加を決めました。
週に1回の練習日が楽しみで仕方ありませんでした。
その時ばかりは化粧をしておしゃれをして、夫に子どもを預けて出掛けました。
気持ちよく歌うことでストレス発散できていたので、とっても楽しかったのです。
で、ある日、本番では親子で歌うか、ママ達だけで歌うか、どうしましょうか?という話になりました。
当然私は、ママ達だけでかっこよく歌いたいです、って言いました。
そうしたら、このゴスペルを仕切ってくれていたリーダーママが、
「いや、私達は子ども達のために歌っているのだから、親子で歌いましょう」と言いました。
「は?」
「なんでやねん!?」
一気に冷めました。楽しかった気持ちが。
私は、子ども達のために歌いたかったんじゃない。
自分のために歌いたかったんです。
なんで子ども達のための歌になっちゃうんですか?と。
こんなに頑張って、わずかな時間を楽しんでいるのに、なんでそれも子どもの為になっちゃうんですか、と。
心の中でちゃぶ台を返しました。
この出来事が、私のわがまま人生、いや、「わがママ」人生に火をつけることになったのです。
がんばって毎晩絵本を読んであげてた時期もありました。
でも、子どもって、読んでる途中から、さえぎりませんか?話を。
読んでるこっちは、途中でさえぎられると、順番通りにきれいに終わらないので、気持ち悪いんですよ。
どうせなら最初から最後まで、きっちり読みたいじゃないですか。
でも、毎晩必ずさえぎってくるんですよ。
もうめんどくさくなって、どうせわかんねーだろうと思って、しまいには、ページの最初の文章と最後の文章しか読んでませんでした。
がんばって、子ども達とたのしくクッキー作りをしようとしたこともありました。
でも、粉が散って床が汚れて、イライラするんですよ。
楽しいどころの話じゃない。
がんばって、子ども達とたのしく手芸をしようとしたこともありました。
でも、こちらが楽しくやっているのに、いちいち中断されるんですよ。
糸が切れた、だの、指を針で刺した、だの。
ほんとにめちゃくちゃさわがしい。
もう、やめたやめた!!
全部や~めた!
子どもと一緒に何かやるって、かえってストレス。
無理!
こうして私は子どもたちと遊ぶことをやめました。
子ども達と一緒に何かをするって、そのやり取りの中で、子ども独自の発見があったり、気づきがあったりするから楽しい訳じゃないですか。
ちゃんとやる事が目的じゃなくて、その中のやり取りに喜びがある訳じゃないですか。
でも、私はほんと、ダメなんです。
自分が好きなパン作りは、自分だけで楽しみたいんです。
自分が好きな手芸は、自分のストレス発散に、自分だけでやりたいんです。
なので、子ども達は子ども達で遊んでもらうようにしました。
自分は中に入っていかない。
徹底的に遊ばない。
お母さんは今、お母さんのやりたい事をやっている。
その姿を3人に見せつけ続けました。
それでも、それほど自分の時間はないですよ。
でもたとえ30分でもいいから、一心不乱にパンをこねたり、ちくちく縫物をしたりしてました。
育休の間は、どんだけパンを焼いたか分かりません。
自分の時間を、たとえわずかでもいいから、自分のために作ること。
それが、育児が辛くなりすぎることから逃げる方法だったのです。
だって、ママにだってやりたい事ってたくさんあるんですから。
そして、そんなママにとって、もうひとつ大事なもの。
それは、適度な運動です。
子育てストレスで体調不良。解決策は?
乳幼児、とくに赤ちゃんのママって、とにかく体調不良に悩まされます。
常に寝不足で頭は痛いし、胃のムカムカ、喉の違和感、うつ。
そりゃあそうですよね。
毎日自分を酷使しているのですから。
当たり前です。
本当にお疲れ様です。
私は、3番目が産まれたばかりのころは、熱がしょっちゅう出て、寝込んでいました。
母乳もあげていたので、体が疲れて、免疫力が低下していたのでしょうね。
その時ばかりは夫に仕事を休んでもらいました。
でもこの時が唯一、自分がゆっくり休める時間でした。
それから、とにかく毎日体がだるくてだるくて、どうしようもありませんでした。
立ちくらみがすごいし。
普通に立っていることすら、辛かったです。
歯磨きする時さえ、立っていられないのです。
かつてないほどの体調不良の毎日でした。
そのことを近所の友達に話すと、
これがいいんじゃない?と、ある一冊の本をくれました。
運命的な出会いでした。
「モムチャンダイエット」
これが私の体をものすごく変えることになったのです。
モムチャンダイエットとは、韓国の普通の専業主婦をしていたチョン・ダヨンさんが考えたダイエット方法。
筋トレとランニングを組合わせた運動法です。
チョン・ダヨンさんは、二人の子どもを育てながら、だらだら生きるだけの毎日を過ごしていました。
家事をするにもすべてがおっくうで、体はだるいし、結婚前からずいぶん増えたぜい肉で、体が重い。
ある時夫に体をけなされて、それで一念発起してダイエットを開始。
運動経験も全くない彼女が、ゼロから始めて、その後5年間の試行錯誤を繰り返して編み出したのが、この、モムチャンダイエット。
なんか、ピンときました。
これ、やってみよう、と思いました。
なぜなら、これをやってみた近所の友達が、めちゃくちゃ体力がついたと言っていたからです。
そして、やってみました。
私の体は、めちゃくちゃ元気になりました!
うわさは本当でした!
普通、脂肪を燃焼させるためにランニングをしますが、ランニングだけでは持久力しかつかないそうなんです。
でもランニングの前に、筋トレをする。
筋トレって、体力をつけるために、とても大事なんだそうです。
なので、ランニングの前に筋トレをやることにより、脂肪がより燃えやすくなるし、体力と持久力がついて、めっちゃ体にいいんです。
この運動法の何がいいって、家の中でできるからなんですよ。
ジムに行く必要もありません。
必要なものは、ダンベルか椅子くらい。
ダンベルなんて持ってないので、私は、みりんや醤油のビンを使っていました。
子ども達が小さくても、家の中で筋トレ30分。
そして15~30分のランニング。
子ども達が幼稚園になった頃には、30分位なら家をあけられたので、暇を見つけてはランニングしていました。
この運動を始めてからびっくりしたこと。
体力がついて、子ども達と遊べるようになったこと!
ジャングルジムもスイスイ。
走るのにも、体が軽い。
そして、ごはんがうまい!
もう、めちゃくちゃ元気になりましたよ。
長年の冷え性もなおりました。
な~んだ。
毎日毎日、全てがおっくうだったのは、体力がなかったからなんですね。
なので、モムチャン・ダイエット、とてもおすすめです。
赤ちゃんがいて、一人で外に出られないママは、家の中で筋トレしてから、子どもをベビーカーにのせて外でウオーキングしたら、かなりバッチリだと思いますよ!
ぜひともやってみて下さい!
毎日少しづつですが、続けたら必ず変わります。
そして、肌もピンとして、心身ともに元気になってきますよ。
ママには、ママの人生があるんですから、もっともっと元気になって楽しまないと!
ママにはママの人生がある
私には哲学があります。
ママだからって、自分を犠牲にして子どものために尽くさなくていい。
確かに自分を犠牲にする時もあるけれど、
ママだって、ママの人生を歩んでいいのです。
自分自身のための人生を。
ママがやりたい事を、思う存分、力の限りやるその背中を、子どもたちは見ている。
その背中から子ども達は、自分の人生をしっかり生きることを学んでいく。
ママがやりたい事を思いっきりやっている、そのキラキラした姿を見た子ども達は
自分の人生をしっかりと生きることを学んでいく。
そして同じようにキラキラしていく。
だから、ママがキラキラ輝く事が、子育て的にも本当に大事な事なんだと、私は思っています。
だから、ママには、やりたい事をやってほしい!
乳飲み子を抱えたママでも、いいんです。
やりたい事をやればいいんです。
少しでも休みたかったら、食事がテキトーになっちゃってもいいんです。
気分転換がしたかったら、寝る時間が少々遅くなったとしても、子連れでビールでも飲みに行ったっていいじゃないですか。
一日遅く寝たからって、死にはしません。
ひとりで外に遊びに行きたいから、その日は母乳があげられなくたって、いいじゃないですか。
ミルクを飲ませば。
固い事を言うのはもう、やめやめ!
ママがすっきり楽しい時間を過ごして帰ってくる、その方が大事です。
ママにはママの人生があるんですから。
頑張るのをやめましょうよ。
頑張らない生き方、しましょうよ。
頑張らない生き方とは、本音で生きるという事だと思います。
本音で生きるという事は、気持ちのままに生きるって事だと思います。
楽して生きる、って事ではなくて、やってみたいなと思ったら、心のブレーキを外して、まずやってみる。
やめたいな、と思ったら、勇気をもってやめる。
でも、それってあきらめるって事じゃないのかな?と疑問に思ったら、じゃあ、もすこし頑張ってみる。
でも、人間なので、やらなきゃならない事もあります。
嫌な仕事でも、生活するためにやらなくてはいけないし。
嫌だからといって、きっぱり辞めるのは難しいです。
でもそんな毎日だったとしても、たとえどんなに小さくても、ひとつくらいはやりたい事がありますよね?
その時間は全力で死守したいですよね。
自分自身を喜ばせてあげたいですよね。
やってみたいと思ったら、やっちゃう。
やってみちゃう。
違うな、と思ったら、手を抜く。
撤退する。
だってやりたくないから。
死なない程度に、飢えない程度に、やりたい事を選んでやる。
これが、自分なりの「頑張らない生き方」なんです。
これ、ママでもやっていいんです。
子どものために、自分の全てを犠牲にしなくてもいいんですよ。
無意識に犠牲にしているから、イライラするんですよ。
あなたは子どもを見てあげているだけで、十分がんばっています。
心のストッパーを外して、自分を許してあげましょうよ。
まとめ
子育てストレスで悩むママ。
本当はイライラせずに、かわいい子ども達と、楽しく過ごしたいですよね!
だから適度に自分のやりたい事をやって
適度に体を鍛えて
体の中にたまったイライラや、毒を出して
心身ともに軽くなっていきましょうよ。
子育てがより、楽しくなりますよ!
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