writer : アキ
乳幼児の子育て中のママ達が、綺麗なママでいる事って難しいんでしょうか?
そうですね。厳しいですね。
ただ、今は厳しくても、あなたに時間的な余裕が出ておしゃれができるように
なったら、若い頃よりももっと、美しい女性になれます。
だから、楽しみにしていてください。
綺麗なママが羨ましい?
自分の顔すら鏡で見なくなった、小さなお子さんを子育て中のママ。
ついに自分もこんなおばちゃんになっちゃった・・・。
幼稚園や保育園には、化粧ばっちり、綺麗なママがいるのに、自分は毛玉のついたセーター。
トイプードルか何かですかね?
はっきり言って、綺麗なママ、羨ましいを通り越して、嫉妬しちゃいます。
同じ、小さな子どもを育てているのに、なんであの人はあんなに化粧ばっちりなんですかね?
ネイルを塗って乾かすその時間、どっから見つけてくるんですか?
なんすか?そのスカート。
なんすか?そのハイヒール。
もしかして、家事とかやってないんじゃないですか?
なんて、思わず悪態つきたくなりますよね。
自分はこんなにボロボロになり下がっちゃってるんですから。
子どもの世話がしやすいように、髪はばっさりおばさんカット。
眉毛ぼさぼさ。
下手したらひげが生えている。
すね毛も生えている。
目の下のクマ。
ほうれい線。
やばいよ、やばいよ、旦那から捨てられる。
って、ちらっと旦那を見ると、旦那も同じように劣化している。
腹出して、いびきかいて寝ている。
よかった。同レベルで。
これで、旦那がかっこいい人だったら、私は完璧捨てられるよ。
な~んて思いながら子育てしてるんですよね。
だいたい、自分がいつ、うんこしたかも覚えてないくらいなのに、化粧ができますか、っていうのよ。
もう、しょうがないのよ。
でも、同じ位の子どもを連れたママが、めちゃくちゃ綺麗だったりすると、
同じ人種に思えないんですよね。
でもね、綺麗なママはむかつくけどね、ほんとは綺麗なママになりたいのよ。
綺麗なママになりたい
大丈夫、綺麗なママになれます。
というか、なりましょう。
ただし、子ども達が小学校に上がったら。
今は時じゃない。じっと待て。
その代わり、中身を着々と作り上げていきましょう。
私の子ども達が乳幼児だったころ、私の愛用ブランドは、タカハシ。
安くてあったかくて動きやすいんです。
靴はスニーカーのみ。
だって、いります?
綺麗な服。
汚れちゃうじゃん。
(買うお金もないんだけど)
保育園のママ友3人と、めずらしく飲みに行くことになった日。
あまりにも服がなくて、3時間悩んだことがあります。
3時間悩んで、結局進化しなかった。
いやいや、無理ですよ~。
もうね、乳幼児のママの時代には、昔のような綺麗だった?頃の自分にはなれません。
でも大丈夫。
子ども達が小学生になったら、絶対に返り咲ける時代が戻ってきますから。
その時までに、今やらなきゃいけない事をやりましょう。
子ども達の世話を。
私が今しみじみ実感するのは、今までの人生の中で、今が一番楽しいってことです。
私は今、本能のままに生きています。
人に遠慮して言いたい事を言えない、弱い時代はとうに捨てました。
やりたい事をやって、言いたい事を言っています。
なぜそうなれたかっていうと、やっぱりそれは、子育てをしてきたからなんですよね。
弱かったら、子どもなんて守れませんから。
だから今は、あなたは命がけで子ども達をお世話する時です。
大丈夫。
あなたの子どもたちが小学校にあがって、あなたがおしゃれができるようになった頃、強くなって貫禄がついた内面が、外側とあわさって、何とも言えない、強くてかっこいい女性になれますよ。
子どもを守るママって、外側なんかじゃない。
芯から美しいものです。
美しい福島のママ達
私が思わず、ハッと見とれてしまったママのお話をしましょう。
福島のママ達です。
3.11に東日本大震災が起こり、福島原子力発電所の事故が起こりました。
大気中に放射能がまき散らされ、福島の子ども達は安心して外遊びができなくなりました。
私は2012年の3月から、子どもの幼稚園のママ友と、このような福島の親子を神奈川県に招待して、保養キャンプをする活動を続けています。
その第一回目のキャンプを行った、2012年3月。
今はもう、放射能の事なんか忘れられてしまっていますが、その頃の日本はまだ、緊急事態の空気がありました。
福島関連のニュースも、見ない日はありませんでした。
私達が死に物狂いで初めてのキャンプを準備して、ようやく迎えた初日。
私達が待っている宿泊施設に、福島から、チャーターした大型バスが到着しました。
緊張はMax。
いよいよ始まる。
バスから降りてきた福島のママ達も緊張。
命からがら逃げてきた感。
本当に、切迫した空気だったのです。
そんな福島のお母さんたちですが、日に日に緊張が解けていきました。
外遊びをさせられなかった子ども達が、こちらの大自然の中で走り回っている。
歓声をあげている。
その姿が、なによりもママ達のなぐさめになっていたのです。
そしてあの日、私が見た福島のママ達の美しさが忘れられないのです。
宿泊施設は森の中にありました。
福島のママ達が、森の中のベンチで談笑していました。
夕暮れ時です。
みんな、何とも言えないリラックスした顔をして笑っているのです。
穏やかに笑った笑顔が夕日に映し出されて、髪の毛が茶色に輝いていて、なんかもう、それが本当に美しかったのです。
一生懸命に生きてるんだな、という。
それから、4年前の夏。
夏のキャンプの最終日。
これからバスにのって福島に帰ります、っていうタイミング。
宿泊施設からバスに向かって歩く森の中。
あいにく雨が降ってきました。
せっかくの出発の日なのに、雨なんか降って、と思っていました。
私の少し前に、福島のママが歩いています。
私は急いで傘をもって入れてあげました。
そのママはこう言いました。
傘、いりません。
こうして雨にあたれるのは、ここしかないから。
気持ちいいんです。
そう言って、両腕をパーっと広げて、
顔を雨にむけて
目をつぶって
雨を感じていました。
福島の雨は放射能がついていますからね。
でもここの雨は違う。
私はその、なんかこう、悟ったような静かな横顔にハッとさせられて、
美しいな、って見とれてしまいました。
子ども達を必死で守るママ達は、涙で洗われてきた分、本当に美しいのです。
だから今、子育てを必死でしているあなたが、美しくないわけがありません。
自信を持って下さい!
まとめ
綺麗になりたい。
女性にとって、永遠の課題です。
いつでも前向きで、元気なママでいることが、美しさの秘訣です。
それが、化粧よりもなによりもまず、大事なものです。
だから今は、大変でも前向きに生きましょうよ。
大丈夫、すぐに自分の時間は戻ってきます。
その時は思いっきりおしゃれして、外に飛び出して行って下さいね!
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