writer : アキ
はじめてのお産。
できればパパと一緒に迎えたい。
そう思うママも多いです。
でも、同じ気持ちではないパパもたくさんいます。
ここを無理やりに進めると、あとで大変なことになるかもしれません。
ここはひとつ、慎重に、そして戦略的に進めましょう!
立ち会い出産は夫には酷?
出産現場は感動場面と衝撃シーンが紙一重です。
涙もありますが、血も破水もあります。
生々しいシーンが続出します。
それを見たあとでは、ママのことを女性として見れなくなったというパパさんもたくさんいるので、立ち会いをお願いするかどうかは旦那様の意思を尊重してあげましょう。
初めての赤ちゃんを迎える時に、パパと一緒に迎えたい!というママさん。
そりゃあそうですよね。
一緒に二人で迎えたいですよ。
二人の赤ちゃんですから。
でもここはひとつ、慎重になって下さい。
自分がいくら旦那様に立ち会いしてほしいと思っているとしても、旦那様も同じ気持ちでいるかは別問題です。
しっかりと旦那様の気持ちを聞いてあげて下さい。
でないと、お産現場はなかなかリアルなので、人によってはショックを受けることもありますのでね。
お産は、多かれ少なかれ、個人差はありますが、血が出ます。
あなたの旦那様、血は大丈夫ですか?
女性にとって、血なんて見慣れているものですが、男性はそうでもありません。
女性にとって当たり前が、男性にとってはオーメンだったりするので(古いか)。
出産直前には破水もします。
おしっこも漏れるかもしれません。
(私は3回とも漏れませんでしたが)
いろいろ出てくるんですね。
あと、ママは凄い顔でいきむので、かわいいままではいられません。
命がけなので。
私は15年前初めてのお産で、いきんだ時に手すりにつかまった右手首が、未だに痛いです。
その位の熱量でいきむので、顔もなかなかのもんだったと思います。
産まれたばかりの赤ちゃんは、羊水のにおいがします。
それ丸抱えで愛しいのですが、旦那様がそう思えるかは別問題ですよね。
旦那様の立ち位置にもよりますが、まさに産まれてくる瞬間を直視することもあります。
旦那様、平気でしょうか?
私ですらその現場を見た事がありません。
産む側でしたし。
でもお産の前にいろいろと写真でみましたが、なかなかハードな図でしたね。
フランスの本で、フリースタイルの分娩シーンをのせた写真集でした。
ま〜、これがなかなかのものでした。
私の夫はまさにこれを3回見た訳ですが、よく見れたよな〜と思います。
出産の立ち会いをしてから、夫婦生活がなくなってしまった夫婦もたくさんあります。
可愛かったママが、実は野生動物だったのか…と、それがショックにつながってしまうのでしょうね。
あるいは、お産現場でみた生モノの数々が、刺激的すぎたのかもしれません。
幸せなはずの立ち会い出産が、夫婦の仲が冷めてしまう原因になったら、本当に悲しいですよね。
立ち会い出産をしたからこそ、旦那様がママを女性として見てくれなくなったら、泣けますよね、ホント。
それが原因で夫婦生活もなくなったら、立ち会いなんて頼まなければよかった…と思っても、もう遅いですもんね。
ですので、ここはひとつ、自分の希望はさて置いて、旦那様に立ち会ってもらうかどうかは、注意が必要です。
ならば、立ち会い出産はそもそもしない方がいいのでしょうか?
立ち会い出産はしない方がいい?
立ち会い出産は素晴らしいです。
もちろんおすすめです。
でもまずは、旦那様の正直な気持ちを聞いてあげて下さい。
私はあなたに一緒にいて支えて欲しいけれど、あなたはどう思う?って。
旦那様に無理をさせて、それが今後の二人の関係に悪影響を及ぼしてしまったら悲しいですよね。
旦那様があまり乗り気でないところをお願いする前に、何が心配なのかをさりげなく聞いてみてあげて下さい。
もしかしたら少し怖いと感じているのかもしれません。
おむつ換え一つにしても、パパにはいろんなタイプがあるんです。
子どものオムツが全然平気なパパ。
うんちもオシッコも、オールマイティ。
何でも来いや〜っ!
オシッコだけ取り替えられるパパ。
うんちの場合、「お〜い、うんち」とママを呼ぶ。
あるいは、全く手を汚さないパパ。
そういった生モノが苦手なパパと、全然平気なパパがいるんです。
だから出産現場でもその得意、不得意が出るのです。
そこを事前にヒアリングしてみてあげて下さい。
旦那様が無理のない範囲で関わらせてあげて下さい。
ほんと、大事だと思います。
それでは、私が夫の立ち会い出産を実に成功に導いていけた秘策をお伝えしましょう。
立ち会い出産の体験談
私の夫はもともとそういった生モノが苦手な人ではありませんでした。
おむつも何でも替えられる系の人でした。
なので、立ち会い出産にも抵抗はない人でしたが、それでも最終的に、二人で感動の出産シーンを迎えられたのには、ある秘訣がありました。
それは、実際のお産の場面だけでなく、その前からず〜っと立ち会っていてもらう、という事です。
自分の伴走者でいてもらうって事です。
旦那も、自分も、十月かけて親になって行くのです。
一緒に。
できるだけ妊婦検診も一緒に旦那と受けました。
つわりの時も、体調が悪い時も、いつも伝えておきます。
妊婦である自分がどういう状態にいるのかどうかを伝えていきます。
だんだん自分の体も変わっていきますよね。
それについてきてもらうのです。
私は、出産前の最後の一週間は、とことん旦那とガンガン歩き回りました。
陣痛がなかなか来なかったので、岩山を二人でとにかく登りました。
おかしいな〜
まだ陣痛来ないねえ
二人でお産ひとつに集中していました。
ん?
なんか来た。
これが陣痛といふもの?
それからさあ大変。
時間を一緒に測り始めます。
最初は余裕だった痛みが、少しづつシャレにならなくなってきました。
お願い、腰をさすって…
旦那にさすってもらわないと一人では乗り越えられませんでした。
それでも流石に深夜になると、旦那はウトウト。
それを苦しさの中で
(いいよな、お前は、気楽で…)
苦しさのあまり、助産院に連れて行ってもらいましたが、子宮口が開いていなかったので、また家に帰されました。
それからが地獄でした。
私はまさに野生の馬状態でした。
それを横でじっと見ている旦那。
陣痛がきたら、手を添えて腰をさすってくれる。
痛みが柔らかくなるように風呂をわかしてくれたり、おにぎりを握ってくれたり。
助産師さんの神の手にはかなわないけれど、あの初めてのお産を乗り越えられたのは、旦那の必殺腰マッサージがあったからです。
さあ、いよいよ出産。
いきみがきました。
私は鬼の形相で踏ん張ります。
そして旦那は息を飲んで見守ります。
ここまできたら、ふたりでひとり感が半端ないです。
がんばれ!
ああ!
産まれた!
その時はもう、ただ産まれた事が感動で、旦那も私も疲れ切っていましたが、本当に一緒に乗り越えたっていう喜びでいっぱいでした。
恐らく旦那にとっては、私の野生っぷりは凄まじかったと思いますが、でもいつもヘラヘラしている私が、力いっぱいいきんでいる姿には、ウルッときたらしいです。
私はひとりで出産したというより、旦那とふたりで乗り越えたって感じています。
まとめ
お産に対する抵抗感は、人それぞれです。
無理に立ち会い出産をさせる事はあまり良くないと思います。
でも戦略的に、妊娠中から旦那様をお産の世界に引っ張りこんで、旦那様のお産に対する温度感をあげられたら成功ですね。
もしかしたら苦手な方でも立ち会い出産で、あなたと感動を分かち合えるかもしれませんよ!
ぜひやってみて下さい!
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